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2025/10/8 9:00

2025年 新住協全国総会 in 長野2日目バスツアー

新住協の全国総会2日目は、長野支部の会員さんの物件などを見学させていただくバスツアーに参加しました。



1件目に伺ったのは、アグリトライさんのモデルハウス「てまりの家」です。
こちらは「売却型モデルハウス」として公開されており、すでに価格が設定されていて実際に購入することができる住宅です。
また、「てまりの家」は、同社のセミオーダータイプの住宅の第一号として、標準仕様をベースに家づくりを進めるモデルケースになっています。
一般的な住宅会社のセミオーダー住宅とは一線を画した、使い勝手とデザインの良いお家となっていて、設計レベルの高さを感じました。




モデルハウスの中では、設計担当者の方とお話をさせてもらい、プランニングの手法や設計時の細かな悩みなど、かなり踏み込んだ話をさせていただき、とても参考になりました。




2件目は山本建設さんの新社屋で、施工中の様子を見学させてもらいました。
外壁には「モカウッド」という、ノンケミカル・酸素ゼロ・熱処理木材が使用されていて、薬品を使わずに耐久性を高めたものでウッドフェンスにも採用されていました。




このモカウッドは、圧力と熱処理によって内部まで乾燥されており、屋外で使用しても基本的には腐らない木材となっており、変色などは見られるもののノーメンテナンスで長持ちする素材とのことです。

また、施工中の付加断熱は、KMブラケットという樹脂製ブラケットを使用して、グラスウール105mmで施工されています。



このKMブラケットは、長野県にある断熱施工会社さんの製品で、山本建築さんでは断熱施工については、充填断熱も付加断熱もこちらの専門会社に依頼しており、長野県の会員さんには同じ会社に依頼しているところが多いようです。

モカウッドもKMブラケットも地場の優れた会社の製品で、地域の強みを生かした家づくりをしている姿勢が素晴らしいと感じました。




3件目は、会員さんの物件ではありませんが、遠野未来建築事務所さん設計の「おやきファーム」を見学させていただきました。
長野県の特産である「おやき」の老舗である、「いろは堂」さんの工場兼直売所で、現地では設計者・施工者・お施主様の皆様が揃って出迎えてくださり、建物のコンセプトや施工について詳しく解説していただきました。




施工者の方から聞いた大工工事は、極めてレベルが高く、設計者と施工者が力を合わせて、このような建築が可能になるということを実感しました。
とくに、エントランス部分の版築と呼ばれる土壁は、2か月もかけて突き固めて作られたそうです。




開放感あふれるルーフデッキでは、景色を楽しみながらおやきをいただくこともできます。
建築的な目線では、軒の出を支える木組みが複雑で、施工レベルの高さを実感させる部分でした。



建物内部にもふんだんに木材が使用されており、デザイン性と構造的な強度を両立した木構造が圧巻でした。
「おやきファーム」ではおやきが買えるだけではなく、工場見学やおやき作りの体験などもできるようです。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

見学後は長野駅まで送っていただき、バスツアーは終了となりました。
受け入れ準備やアテンドをしていただいた長野支部の皆さんは、大変だったと思いますがとても勉強になる見学ツアーでした。


なお、12時半頃に解散となったため、その後は個人的に戸隠神社へ行ってきました。




奥社まで行くと、かなりの距離を歩くことになり、到着したころには夕方になってしまい少し肌寒かったですが、神秘的な雰囲気でとてもよかったです。
おそらく、朝方に参拝すると、より厳かな雰囲気が味わえるのではないかと思います。
もし、長野へ旅行に行かれる方は、参考にしてみてください。