ブログ

2026/4/13 9:00

建築探訪「ガラスドーム」 葛西臨海公園 谷口吉生

前回に引き続き、葛西臨海公園の敷地内にある水族館、「葛西臨海水族園」とそのシンボルである「ガラスドーム」へ行ってきました。



このガラスドームも、前回のクリスタルビューと同様に谷口吉生による設計で、水盤に浮かんだような建物配置は、谷口氏の美術館建築でも多用されているスタイルです。



水盤からはミスト(霧)が一定時間ごとに発生する演出が行われており、ガラスドームをより涼しげで幻想的に見せてくれます。




※鉄骨のトラス構造が印象的

ガラスドームも白い鉄骨とガラスによる建築となっていますが、直線的なクリスタルビューと対照的に、曲線でトラス構造を構成しているためか、また違った印象を与えるように感じます。



内部は水族館へのエントランスとなっており、エスカレーターから水族館へ出入りする形になります。
当日は人が多く、なかなか写真を撮ることができませんでしたが、実は「葛西臨海水族園」はこのガラスドームと水盤の下にあり、屋上からエスカレーターで降りていく形で水族館へのアクセスすることになります。



また、ガラスドーム内部からは東京湾を眺めることが出来ます。
先ほど言った通り、ガラスドームは水族館の屋上に位置しており周囲よりも高い位置にあるため、ガラスドームからの景色は周囲の建物に邪魔されることなく水盤の奥に海面がつながって見えて、遠くまで視界が抜ける見晴らしの良い景色となっています。
なお、対岸に見えているのは東京ディズニーランドやその周辺のホテルです。



水族館内部はなかなか良い写真が撮れませんでしたが、マグロが回遊する水槽などの見応えのある展示がなされていました。



水族館の展示は建物周辺の屋外まで広がっており、想像よりも大きな施設となっていて、多くの来場者が訪れるのも納得の水族館でした。



なお、葛西臨海水族園のガラスドームは改修計画に伴って解体されるのという話もありましたが、現在では保存する方向で計画が進んでいます。
水族館がガラスドームの下にあるという構造上、ろ過装置などの入れ替えを行うためにはガラスドームを解体する必要があるようなのですが、水族館を公園の敷地内の別の場所へ移転させることで、ガラスドームを保存して活用していくこととなったようです。

新しく出来る水族館についても楽しみですが、今の「葛西臨海水族園」があるうちに、ガラスドームの内部から水族館へアクセスする体験をしてみてください。